○日高川町が行う契約等からの暴力団排除に関する措置規程
平成22年12月1日
規程第5号
(目的)
第1条 この規程は、日高川町が行う契約等からの暴力団排除に関する合意書(以下「合意書」という。)に基づき、町が発注する建設工事、測量・建設コンサルタント、物件の製造請負又は買い入れ、役務の提供等の調達契約及び公有財産の売り払い契約等(以下「契約等」という。)その他契約から暴力団を排除する措置に関し必要な事項を定めるものとする。
(1) 入札参加資格者等 一般競争入札及び指名競争入札の参加資格を有する者並びに町が随意契約の相手方として選定する者をいう。
(2) 排除措置 合意書に規定する排除措置及び合意書6の警察への被害届の提出を怠ったと認められたことに基づき行う競争入札への参加資格を有する者に対する指名停止措置又は競争入札による契約若しくは随意契約において契約の相手方としない措置をいう。
(3) 排除措置業者 排除措置を受けている入札参加資格者等をいう。
(4) 契約担当者 契約執行事務を行う各主管課の担当者をいう。
(対策委員会の設置)
第3条 町に契約等からの暴力団排除対策委員会(以下「対策委員会」という。)を設置する。
2 前項の対策委員会は、排除措置又は排除措置の解除等に関する審議及び決定を行う。
(対策委員会の組織)
第4条 対策委員会は、次に掲げる職務者により構成する。
(1) 副町長
(2) 公室長
(3) 総務課長
(4) 建設課長
(5) 上下水道課長
(6) 農業振興課長
(7) 林業振興課長
(8) 企画政策課長
2 対策委員会は、副町長が主宰し、副町長が不在又は事故があるときは、総務課長が主宰する。
3 対策委員会は、委員の過半数が出席しなければ会議を開くことができない。
4 対策委員会の議事は、出席委員の3分の2以上で決する。
(報告等)
第5条 契約担当者は、排除措置対象法人等に該当すると疑うに足りる事実を把握したときは、様式第1号により主管課長を経て、総務課長に報告するものとする。
2 総務課長は、前項の規定により報告を受けたときは、合意書3(1)に基づき御坊警察署長に対し照会するものとする。
3 町長は、第1項の規定により排除措置を行ったときは、当該排除措置業者の商号又は名称、所在地、排除措置の期間及び理由を公表するものとする。
5 各主管課長は、前項の規定により通知を受けたときは、その内容を契約担当者へ周知するものとする。
(一般競争入札からの排除)
第7条 町長は、一般競争入札において、排除措置業者の入札を認めないものとする。
2 町長は、落札者が契約等の締結までの間に排除措置を受けたときは、当該排除措置業者と契約等を締結しないことができる。
(指名競争入札からの排除)
第8条 町長は、指名競争入札において、排除措置業者を指名しないものとする。
2 町長は、指名を受けた者が開札日までの間に排除措置を受けたときは、当該指名を取り消すものとする。
3 町長は、落札者が契約等の締結までの間に排除措置を受けたときは、当該排除措置業者と契約等を締結しないことができる。
(随意契約からの排除)
第9条 町長は、排除措置業者を随意契約の相手方としないものとする。ただし、やむを得ない事由があり、あらかじめ対策委員会の承認を得た場合は、この限りでない。
(下請負等からの排除)
第10条 町長は、指名停止期間中の者及び別表各号に該当する旨の通報を受けた者を、契約等に係る下請負人(一次及び二次下請以降全ての下請負人及び資材、原材料の購入契約その他契約の相手方を含む、以下同じ。)又は再受託者(再受託以降すべての受託者をいう。以下同じ。)とすることを認めてはならない。
2 町長は、契約等の契約者が、指名停止期間中の者及び別表各号に該当する旨の通報を受けた者を下請人又は再受託者(以下「下請負人等」という。)としていた場合は、契約者に対して、当該下請負人等との契約の解除を求めるものとする。
(契約の解除)
第11条 町長は、契約等の相手方が排除措置を受けた場合に当該契約の解除ができるよう措置を講じるものとする。ただし、合意書6の警察への被害届の提出を怠ったと認められたことに基づき行う排除措置については、この限りでない。
(排除措置の解除等)
第12条 町長は、排除措置業者から様式第4号による排除措置解除の申出があったときは、御坊警察署長に対し改善の状況を確認するものとする。
2 町長は、前項の規定により改善が認められるときは、対策委員会の議決を経て、当該排除措置を解除するものとする。なお、改善が認められないときは、当該排除措置を継続するものとする。
4 町長は、第2項の規定により排除措置を解除したときは、その旨を公表するものとする。
6 各主管課長は、前項の規定により通知を受けたときは、その内容を契約担当者へ周知するものとする。
(御坊警察署長との連携)
第13条 町長は、この規程の運用にあたっては、御坊警察署長との密接な連携のもと行うものとする。
附則
この規程は、平成22年12月1日から施行する。
附則(平成23年3月31日規程第6号)
この規程は、平成23年4月1日から施行する。
附則(平成25年10月1日規程第5号)
この規程は、平成25年10月1日から施行する。
附則(令和4年3月24日規程第1号)
この規程は、令和4年4月1日から施行する。
別表(第6条関係)
措置要件 | 期間 |
1 法人等の役員等に、暴力団員又は暴力団関係者(以下「暴力団員等」という。)がいると認められるとき。 | 当該認定をした日から12か月 ただし、当該排除措置期間内に改善されない場合は、改善されたと認められる日まで(以下措置要件6の期間まで同じ。) |
2 暴力団員等がその法人等の経営又は運営に実質的に関与していると認められるとき。 | 当該認定をした日から12か月 |
3 法人等の役員等又は使用人が、暴力団の威力、暴力団員等又は暴力団員等が経営若しくは運営に実質的に関与している法人等を利用するなどしていると認められるとき。 | 当該認定をした日から6か月 |
4 法人等の役員等又は使用人が、暴力団、暴力団員等又は暴力団員等が経営若しくは運営に実質的に関与している法人等に対して資金等を供給し、便宜を供与するなど暴力団の維持運営に協力し、又は関与していると認められるとき。 | 当該認定をした日から6か月 |
5 法人等の役員等又は使用人が、暴力団又は暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有していると認められるとき。 | 当該認定をした日から6か月 |
6 法人等の役員等又は使用人が、1から5のいずれかに該当する法人等であることを知りながら、下請契約、再委託契約、資材・原材料の購入契約その他契約を締結したとき又はこれを利用するなどしていると認められるとき。 | 当該認定をした日から6か月 |
7 法人等が、暴力団又は暴力団員等から、妨害又は不当要求を受けたにもかかわらず、発注者へ報告せず、警察への通報又は被害届の提出を怠ったと認められるとき。 | 当該認定をした日から3か月 |